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Vol.129 親が70歳を過ぎたら読む本

親が70歳を過ぎたら読む本.jpg『親が70歳を過ぎたら読む本』

村田裕之(著)

ダイヤモンド社

2011年2月


皆さん、こんにちは。松山真之助です。
先日、春一番が関東地方で吹きました。気温も上がり、ちょっとワクワクしま
したが、花粉症の方にはつらい時期ですね。私も目がかゆくて・・・。

さて、きょうは、誰にでも訪れる切実な問題のお話です。


__《 この本のツボは? 》_________

読者の皆さんのご両親はお元気でしょうか。私の両親はすでに他界してしまい
ましたが、介護が必要になってからの生活は親にとっても子にとっても大きな
チャレンジの連続でした。

親にはいつまでも元気でいてほしいと願うのは、共通する思いですが、現実に
は、いざ・・という時が必ずやってきます。

それからでは遅い。

それは、私のささやかな経験からも実感できる真実です。
そこで、そんな近未来に備えるための本が、きょうご紹介する本です。

認知症の問題、老人ホームの問題、遺言書の問題・・・親に何かあったら普段
の生活や仕事は突然様変わりしてしまいます。親が元気なうちに備えることは
自分にも親にも望ましいことでしょう。確実にその時はやってくるのですから。

本書では親が70歳を過ぎたらやるべきことが
1)老人ホームの情報収集
2)遺言書
3)任意後見契約
4)財産管理等委任契約
5)尊厳死宣言書
の5つある、と言います。

そして、これらの5つの作業に共通することは「すべて親が元気で健康なうち
に行う」ことなのです。備えあれば憂いなし、ですね。

遺言書には、全文を本人が書く「自筆証遺言書」、公証人役場で公証人が作成
する「公正証書遺言書」、遺言書の内容を密封して公証人も内容が確認できな
い「秘密遺言書」の3種類があります。(へぇ~)
自筆でもよいけれど、余計なトラブルを防ぐためには公正証書による遺言がお
すすめのようです。

また、尊厳死宣言書も、大事な要素。回復の見込みがない末期状態になった時
機械によって単に生かされている状態は、見る者をも悲しくさせます。そうい
う事態を避け、また遺族や医師の訴訟トラブルを防ぐためのものです。

こうした知識も、知っているのと知らないのとでは全く状況が変わります。

70歳以上の親を持つ身は、いずれ自分もそうした状況になることを考えると、
二重の意味で他人事ではありません。

もしもの時が来る前にこそ、備えをする意味があるのです。
本書は、そんな備えをするための非常によいガイダンスとなるでしょう。

親のため、自分のため、早めに近未来の備えを始めたいですね。
年老いた親がいる方は、必読の一冊です。


__《 おすすめ度は? 》___________


★★★★★+元気なうちに


◆目次

第1部 親が70歳を過ぎたら元気なうちにやること
(老人ホームの情報収集を行なう、相続トラブルを予防する ほか)
第2部 親の身体が不自由になってきたらやること
(認知症かどうかチェックする、要介護認定を受けてもらう ほか)
第3部 親の判断能力が不十分になってきたらやること
(任意後見契約をスタートする、法定後見制度を利用する)
第4部 もっと根本的な「トラブル予防策」
(認知症を予防する、筋力の衰えを予防する ほか)

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