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Vol.107 もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら.jpg『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
 ドラッカーを読んで甲子園を目指す!  

岩崎夏海(著)

ダイヤモンド社

2009年12月

 

皆さん、こんにちは。松山真之助です。今年の夏は異常に暑いですね。お元気
ですか? 夏の甲子園は、沖縄甲南高校が優勝しましたね。今日の本は、それ
にちなんで(?)高校野球の女子マネージャーが繰り広げるマネジメントのお
話です。すでにミリオンセラーなので、ご存じの方も多いでしょう。


<本書のきらめき>

「もしドラ」と略称される本書は、高校野球の女子マネジャーの目を通じ、ド
ラッカーのマネジメント論を分かりやすく伝えてくれる本です。

主人公は野球部の新人マネジャー、川島みなみ。みなみの通っている高校、都
立程久保高校(通称、ほどこう)は、進学校。したがって野球部の実力もほど
ほど。甲子園なんて望めるレベルではありません。

そんな野球部のマネジャーになったみなみには、ちょっとした事情と理由があ
りました。その伏線が何かは読後のお楽しみとしておきましょう。

僕もそうなのですが、部活のマネジャーと企業のマネジャーは、同じマネジャ
ーなのに言葉から受けるイメージがまったく違うのではないでしょうか。

本書では、マネジャーの本質を探るみなみのおかげで、それが同じだったこと
に改めて気がつきます。

みなみは、マネジャーとは何だろう?という自問から、本屋さんで偶然にも、
ドラッカーの本を手にします。そして、物語は、ドラッカーの文章を引用しな
がら、野球部の抱える問題に立ち向かうみなみを中心に展開していきます。

経験と知識はあるのになぜかやる気の見えない監督、加地。
実力があるのにちっとも真面目に練習しないピッチャーの慶一郎。
野球がへたで補欠の二階正義、実はドラッカーを読んでいた。
そして、病院で療養中のみなみの仲良し、夕紀。

などなど・・・多彩な仲間が繰り広げる高校野球の舞台は、いつも意外な展開
をしていきます。

野球部の使命は何か。お客さんは誰か。人の強みを生かすにはどうしたらいい
のか。など、本質的な問いと向き合うみなみは、次第にドラッカーの本がバイ
ブルになっていきます。

心にしみる物語の中で、ドラッカーのマネジメントは何かを感じさせてくれる
とてもオイシイ本ではないでしょうか。
それにしても・・・ドラッカーのマネジメント論を高校野球の女子マネジャー
といっしょに学ぶことになろうとは・・・(笑)。

現在、この本は、普通の書籍のほかに iPhone、iPad 向けの電子書籍もあるの
で、どちらかで読まれるとよいでしょう。


<僕のつぶやき>

私は、本書をiPhone の電子書籍で読みました。本では272ページですが、
アプリ上は666ページになります。(設定フォントサイズで変わりますが)

電子書籍を読むという初体験は、ものすごくワクワクする時間となりました。
ページをめくるのがたまらない・・・そんな楽しさを味わうことができました。
気に入ったフレーズには、マーキングがつけられ、あとで、マーカーの箇所だ
け見たりもできます。(このあたりは 電子書籍ならではですね)
物語のワクワクする展開に加え、iPhoneアプリの心地よいインターフェースが
面白さを倍加させてくれたような・・・。

今後、電子出版はものすごい勢いで手軽に、低コストに、なっていくでしょう。
電子出版で、自分の思いを本にしてみたいですね。


<お勧め度>

★★★★★+もしドラ

◆目次
プロローグ
第一章 みなみは『マネジメント』と出会った
第二章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ
第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ
第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした
第五章 みなみは人の強みを生かそうとした
第六章 みなみはイノベーションに取り組んだ
第七章 みなみは人事の問題に取り組んだ
第八章 みなみは真摯さとは何かを考えた
エピローグ
あとがき

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