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Vol.086 「ビジネス頭」の磨き方

楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方.jpg『「ビジネス頭」の磨き方』

仲山進也(著)

サンマーク出版

2010年1月

 

 

 

みなさん、こんにちは。松山真之助です。お元気ですか?
今日は、楽天大学の学長、仲山さんのの本をご紹介しましょう。
楽天の宣伝ではありません、なかなか奥が深い本なのです。


<この本のアート>

仲山さんは、楽天市場というECサイトをフィールドに、たくさんの人の成長
を応援しまくってきた方です。楽天市場がスタートして間もなく、楽天大学と
いう出店者むけの教育を行う機関ができました。その学長として活躍してきた
仲山さんが、10年の間に得られた知見を惜しみなく開示したのが本書です。
どうしたらECサイトの商売がうまくいくか・・・だけに留まらない深い洞察
が素晴らしいです。

成長の4つのステージ、それを登るための視点が、軽快な語りで展開されてい
ます。楽天大学や、現在仲山さんが主宰する私塾ゼミを受けているような雰囲
気も楽しいですね。

さてポイントとなる"視点"とはどんなものがあるのかみてみましょう。

次のような10の視点があります。

スタート
【視点1】気づき力をアップする「視点」という視点
ステージ1(価値伝達)
【視点2】伝達力がアップする「わかりやすさ」の視点
【視点3】人が思わず動きたくなる「ベネフィット」の視点
【視点4】相手の吸収力を高める「設問」の視点
ステージ2(価値創造)
【視点5】アイデアが溢れ出てくる「発想」の視点
【視点6】強みを活かして価値を生み出す「とんがり」の視点
ステージ3(チーム化)
【視点7】自分も相手も強くなる「1・1」の視点
【視点8】自走型の姿勢を育む「アシスト」の視点
ステージ4(志・理念)
【視点9】変化の激しい時代を楽しむ「予見」の視点
【視点10】思わずクチコミしたくなる「感動」の視点

視点という視点、これが最初にきます。つまり物事を観察したり、考えたりす
る時、どんな視点をもつかという意識が、まず重要だということですね。

さらに、視点、視野、視座の違いを、グーグルマップの比喩をつかってとても
分かり易く解説しているのがとても印象的です。その違いとは・・・

視点は、どこを見るか
視野は、どこまで見えるか
視座は、どこから見るか

ということです。こうした、考える道具だてを、もっていることは、様々な場
面で役にたつことでしょう。

ステージ3での「強いチームの作り方」に、<1.1の視点>(いってんいち
の視点)というのが登場する。これがなかなか面白くて使えます。

ふつうの状態を1.0として、ちょっとテンション低いのを0.9、ちょっと
ポジティブな状態を1.1とする。
さて、これらを何乗かすると・・・
0.9の30乗=0.04
1.1の30乗=17
実に400倍以上の大きな差になる。1をはさんでほんの僅かな差も、続けて
いくと大きな差になるっていうお話です。30乗を30日と考えると驚愕しま
すね。

そのほか、オリジナルの法則で「砂山の法則」とか、「ほめなくてもいい技術」
など、とても楽しくて深い内容がいっぱいです。

すごくお勧め!です。


<私のつぶやき>

ちなみに、本書に登場する事例のムービーがYoutubeにあります。
(これ、とっても感動的です)

http://bit.ly/rakutenKANDO

仲山さんは、「子供が憧れる、夢中で仕事をする大人を増やしたい」という志
のもと、2008年に自身の会社"仲山考材株式会社"を設立、私塾を主催す
る人を養成する活動をスタートしています。(日本中に、吉田松蔭をいっぱい
つくろうという感じでしょうか。すばらしいですね。)

カッコいい大人をいっぱいつくる・・・そんな理想を掲げ、仲山さんは行く。
あー、かっこいいなぁ。

本書を読めば、自分もカッコいい大人になりたい・・と思えてくる。そこが、
とっても刺激的です。


<オススメ度>

★★★★★+カッコいい大人

◆目次

START 視点獲得―「視点」というアイテムを手に入れる
1 価値伝達―今ある価値をうまく伝えることで伸びる
2 価値創造―新たな価値を創り出すことで伸びる
3 チーム化―チームが強くなることで伸びる
4 志・理念―時代の潮流を見据えつつ志を練ることで伸びる
GOAL 成長法則―五つの壁を突破して伸びる

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