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Vol.067 いい仕事ができる人の考え方

いい仕事ができる人の考え方.jpg『いい仕事ができる人の考え方』

村山昇 著 

ディスカヴァー・トゥエンティワン

2009年3月

 

こんにちは。
キアです。

仕事に行き詰まりを感じているという後輩に、

「こうすればもっとうまくいくのではないか」という話をしていた時、
後輩から、

 「そもそも、そうやって仕事して、うまくいくようになったって、
それに一体なんの意味があるんですか?」

と、質問されました。

...うまく答えられませんでした。

今回ご紹介する「いい仕事ができる人の考え方」は、
あの時うまく答えられなかった私に代わって、答えてくれそうな本です。

本書の「はじめに」では、働き人(ビジネスパーソン)には、
「悶々人」と「快活人」の2種類がある、と書かれています。

「悶々人」の心理モードとは、
 (疲)職・仕事が「ツラい・しょうがない...」
 (閉)知識・能力が「行き詰っている...」
 (重)人間関係が「重い・つながらない...」
 (暗)キャリア・人生の先行きが「不安・不透明...」
 
疲れて、閉じて、重くて、暗くて、読んでいるだけでも苦しくなってしまうような、
そして、自分にも思い当たる部分もあるような。

それに対して、「快活人」の心理モードとは、
 (活)職・仕事が「面白い・感謝したい!」
 (開)知識・能力が「どんどん開けていく!」
 (軽)人間関係が「軽やかにつながっていく!」
 (明)キャリア・人生の先行きに「楽観・期待できる!」

活き活きして、開いて、軽やかで、明るく、バラ色です。

そんなにも差がある「悶々人」と「快活人」の違いは、「働き観」の持ち方で生じ、
「働き観」を強くはっきり持っているのが快活人、「働き観」が弱くあいまいなのが
「悶々人」なのです。

この、「働き観」とは、「働くことに対する心情、主義、哲学、倫理、精神など、
その人の奥底に横たわる『ものの見方・心構え』のこと」、私がうまく答えられなかった
「働く意味」です。

本書では、

(疲)モード→(活)モード、(閉)モード→(開)モード、
(重)モード→(軽)モード、(暗)モード→(明)モードへと変わるためのQ&Aが、
悩める人の問に対しての答えの形式で書かれています。

例えば、
(疲)モードの人のQ:
「就職前に聞いていた話と実際の業務が違い、こんなハズじゃなかったと思えること
 ばかりです。会社に期待した私がバカだったのでしょうか?」

→(活)モードへのA: 最初の仕事は「くじ引きでいい」

(暗)モードの人のQ:異動に脈絡がなく、会社にいいように使われている感じがして不安です

→(明)モードへのA: 誰もが持っている「偶然を必然化する力」

といったQ&Aと、それぞれのAの解説です。

解説の部分ではゲーテ、モンテーニュといった海外の古典や、松下幸之助、
本田宗一郎といった少し昔の有名経営者の本、土井英司のような現代のビジネス書などなど、
巻末の参考文献一覧によると30冊もの本からの名言が引用されています。

目次に並んだQの数々は、一度は自分が感じたり、周囲の人々が口に出しているのを
聞いたことがあるようなことばかりです。

それに対してのAは、自分には当てはめづらいと思うものもありますが、
自分の「働き観」のもやもやしていた部分へ、答えを与えてくれるものも、
いくつもありました。

本書のあとがきには、「本書のような地味な内容の出版にGOサインを出していただいた
版元に感謝する」と書いてありましたが、「地味な内容」と言いながらも、
人生のうち大きな割合を占める「仕事」の時間を、「活き活きして、開いて、軽やかで、
明るく」する助けとなる、大きな内容の本でした。

 

◆目次

第1章  第1章 活き活き働く仕事人になる
第2章 仕事の能力を開放する
第3章  人間関係を軽やかにする
第4章 仕事の景色を明るく変える
第5章  働き観を強くする

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