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Vol.019 「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」鈴木康之(日本経済新聞出版社)

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』(日本経済新聞出版社)

鈴木康之(著)
2007/1

【書くこと以上に難しいこと、それは読んでもらうことである】

ブログ、メルマガ、ホームページなど個人が簡単に メディアを持つことができ、携帯メールも含めれば 誰もが毎日何かしら文章を書いている時代です。

芸術的な文章は書けなくてもいいけれど、 「読み手に伝わる文章」を書く能力は、ゼッタイあったほうがいい。

その「読み手に伝わる文章」を書くために、 広告コピーから学ぶというのはどうでしょう。

本書は、今年7月に出た書き下ろしの文庫本。

感動を呼ぶ、うならせる、共感させる名作コピーの数々と、 それを解説する鈴木康之氏の素晴らしい言葉たちがつまった珠玉の書です。

鈴木康之氏は40年にわたりコピーライターとして活躍されている方で、 サスガ、読む人の心をつかみます。 名作コピーも素晴らしいけど、解説も素晴らしいのです。

文章を書くときの心構えとして最も重要なことを1つ挙げるなら、

「文章は書くものではなく、読んでもらうもの」。

これを鈴木氏はこうやって解説します。

「いい文章ほど書くのは簡単ではありません。難儀なことに、書く こと以上に難しいことがありまして、それは読んでもらうことです。 とくに当世暮らしの中に、見て楽しむ、見て理解するメディアが発 達していますので、みんな文章を読むことが少なくなっています。

(中略)

書いたものは最後まで読んでもらえるように工夫して書かなければ なりません。その工夫が難しい。けれども、そこが文章を書くこと のポイントです。」

とてもわかりやすく、テンポがよく、楽しい文章になっていると 思いませんか。

さて、広告コピーになぞらえた、楽しい文章トレーニング法をご紹介します。

朝日新聞に二年半も休みなく毎日連載された 「楽天トラベル」の広告、スナフキンシリーズをご存知の方も多いでしょう。

「ヒトは露天風呂でサルになる」
「すっぴんで飲む。もう怖いものなし」
「日常でたまった疲れは、日常でとれないと思う」

といった一言と、スナフキンのイラストの広告です。

鈴木氏は提案します。

「二年半とは言いません、今日から一年で十分、自分自身の ことについて、つまり「私」のことをいろいろな視点から 短くて面白い文章で書き続けてみませんか。」

これを手帳に書いていったら、とても面白いのではないでしょうか。

◆目次
はじめに 文章への入り口
文章は書くものではない 読んでもらうものである
第1部 話の中身
読む人のために、自分のためにソントクで書く
第2部 表現の方法
気持ちで書けばちゃんと伝わる
第3部 話の見つけ方
書き上手になろうと思うな 聞き上手になれ
第4部 発想の方法
人と同じことを思い 人と違うことを考えよ
第5部 基本は説明力
モノ、コト、ココロ 万事、説明の世の中
第6部 勉強の方法
いい文章は幕の内弁当のようである

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