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Vol.012 「問題は「数字センス」で8割解決する」望月実(技術評論社)

『問題は「数字センス」で8割解決する』
望月実(著)
技術評論社
2008/7

【「世界の共通言語」を使いこなす】

皆さま、こんにちは!早川ノブです。

今週の一冊は、「日本人を数字に強くする」をミッションにし、執筆活動や セミナーなどでも活躍中の公認会計士 望月実さんの最新作、 『問題は「数字センス」で8割解決する』です。

多くのビジネスパーソンが、「数字」に対して苦手意識を持っていると 耳にしますが、レポートやプレゼンテーションの機会など、 私たちは日々の仕事の中で実は多くの数字に触れています。

例えば、ある一つの数字を見る場合でも、競合・市場・過去の実績・関連事業(商品) などの比較をする対象、地域や客層、データを抽出する期間などなど・・・

切り口が異なれば、導き出されるメッセージも、そこから見えてくる問題(仮説)も、 そしてその問題に対する打ち手すらも変わってきます。

また、情報には「定性情報」と「定量情報」という二種類の情報がありますが、 より客観性が高いのは、数字で語ることができる「定量情報」の方です。そして、 この「定量情報」の伝え方いかんで、相手に対する説得力も格段に変わってきます。

数字を「読む力(=問題点の把握)」、数字で「考える力(=解決策の提案)」、 さらには「数字で伝える力(=解決策の実行)」、そしてこれらの力のベースとなる 「数字センス」は私たちビジネスパーソンにとって、最も求められる能力の 一つなのではないでしょうか。

社内の上司・部下・同僚、社外の顧客・パートナー企業、果ては人種も国籍も問わず、 コミュニケーションをとることが可能な『世界の共通言語』、それが「数字」です。

本書は、日頃よりビジネスの現場で「数字」に鍛えられている人にとっては おさらいとして、そうでない人は「世界の共通言語」を学び、「数字センス」を 磨くうえで最適な一冊です。

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<バイブル・ポイント> (本書の要点/仕事や人生に役立つポイント)

・現実世界を多面的に見ることができるようになると、多くの問題を 発見することができます。数多くの問題の中から最も成果が上がる問題を 解決することが、少ない力で大きな成果を上げる唯一の方法です。

・数字の「表と裏」を同時に考える。ビジネスチャンスは「裏」にあることが多い。 モノの値段が動く(数字が動く)ということは、それによって得をする人と損を する人が同時に発生する。ビジネスの成功の鉄則は、儲かっている企業や個人を 探し出して、そこをターゲットとしてビジネスを行うこと。

・経済のニュースなどでは違いを明確にして目立たせるため、大きな数字が 使われる傾向がある。大きな数字を見たときには、絶対額ではなく、 その数字の比率を計算する。そしてその比率を使って、自分がイメージ することができる数字に置き換えて考える。

・数字に強い人は、漠然と数字を見るのではなく、数字を見る前に 「何を読み取るか」を明確にイメージしている。数字がどのように 作られているかを理解し、一定のルールに従って順番に数字を見ていく。

・多くの数字の中から間違った数字を見つけるときは、次のような手順で作業を行う。
 1:金額ベースで8割の結果を占めている数字を選択する
 2:1で選択した数字の中から、異常値を選択する
 3:2で選択した数字の内容を確かめる

・問題解決の4つのSTEP
 1:目標をわかりやすいプロセスに分解する
 2:それぞれのプロセスに数値を割り当てる
 3:各プロセスの数値目標を達成する具体案を考える
 4:成果を測定して行動を修正する

・仕事は、時間という制約の中で行わなければならない。そのため、 時間軸をできるだけ長く取りながら仕事を組み立てる能力をつけることが、 持っている能力を最大限に引き出すための一番の近道といえる。

◆目次
まえがき
第1章:数字を「読む」力をつける  ~問題発見力を高める5つの数字の読み方~
第2章:数字で「考える」力をつける  ~問題解決力を高める3つの数字の使い方~
第3章:数字で「伝える」力をつける  ~コミュニケーション能力を高める7つの数字の使い方~
まとめ
あとがき

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