- 2010年3月 8日 (月)
- 書評メールマガジンバックナンバー
こんにちわ、鹿田尚樹です。
今週の一冊は「6人のベストセラー編集者」を認めさせたマーク富岡さんの新刊 『3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術』 。
この本の素晴らしさは「エピソード」の力強さにある。 ビジネス書というのは、書き手によって同じテーマでも全然違ったものになる。
その1つの理由は「著者によって体験したエピソードが違う」からである。 成功法則のようなものは「不変」であっても、書き手の「エピソード」が 違えば本も変わる。
実はその「エピソード」こそ、その本の「価値」を決めるものである。
この「エピソード」に力強さが欠ければ、書き手への信頼感が揺らぐもの。 読む人は「エピソード」の具体性、著者の力の入れ方、そういったものを通して その一冊の価値を判断するのです。
ビジネス書の1つの役割が「他人の時間を買うこと」であるとすれば、 本書は1,470円で買うには「安すぎる」。 この何倍も価値ある「著者の時間」が綴られている一冊。
本書のキモは・・・ 「交渉とは戦争ごとではない」 まずは「良好な人間関係を築くこと」が大事である。というところ。
このキモに至る経緯を登場人物のマイヤー氏をはじめ、 非常に価値あるエピソードから学びとることができるのです。
ちなみに「マイヤー氏」の登場シーンは、『ユダヤ人大富豪の教え』で登場する 「ゲラー氏」を彷彿させるものでした。「ゲラー」さんも、「マイヤー氏」も ユダヤ人であるという共通点のせいかもしれません。
社会で活動すれば、日々「交渉」の連続です。 「交渉」はネゴシエーターの特権ではなく、 一般のビジネスパーソンにも求められる必須のスキル。
・ 給料交渉
・ 有給休暇獲得交渉
・ お小遣いアップ交渉
・ 値下げ交渉
・ デートのお誘い交渉
全てのビジネスパーソンが「交渉」の連続なのです。 であれば、ぜひ本書を「座右の書」としていただきたい。
すでに版元のサンマーク出版では交渉に携わる部門の「必読書」として、 指定することを検討しているとのこと。
全てのビジネスパーソンにオススメしたい一冊です。
「交渉」に携わるものの座右の書!
ぜひ、読んでみてください!
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<今日のブックエッセンス> (気になる10フレーズ)
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・ 「今の自分」を壊されたとき、「大きな飛躍」ができる。
→ 「Broken Open」(つぼみを壊さなければ、花は咲かない)
・ 「おもてなしの心」(古臭い、国際基準ではないと言われているが...)
→ これからのボーダレス時代には、必ず強みになる。
→ 日本人のホスピリティ(おもてなしの心)は、世界に誇るべきスキル。
・ 交渉と言えども「戦争」ではない。まずは相手に「好印象」をもたれることが大事。
→ そのほうがやりとりがスムーズに進む。
・ 「三角ポジション」と「ナビゲーター効果」
→ 交渉をどう進めるかによって、座る位置まで考えて決める。
→ ホワイトボードの前は「特等席」(ナビゲーター役・司会者)主導権。
→ 皆が座わっている中で「立つ」と「先生目線」で一目置かれる。
・ 常に自分や有利な場所で交渉する。
→ 「ホーム」アンド「アウェイ」を選択できるなら、必ず「ホーム」を選ぶ。
・ 身なりは玄関、カバンはオフィス。
・ 『舌は心のペンである』(ユダヤの教え・格言)
→ 話すことはそのまま本心を表してしまうので、まずは「聞き役に徹する」ことが大前提。
・ 交渉の本質とは「良い人間関係を作る」こと。
・ 自分がして欲しいことを、先に相手にしてあげる。
・ 「聞き上手」とは日本が世界に誇る「win-win」ツール
◆目次◆
第1章 ユダヤ人に学べ!どんな相手も「手玉にとる」技術
第2章 どんな国でもOK!海外でたたきこまれた「負けない」技術
第3章 交渉のゴールを決める!手ごわい相手にも「YES」といわせる技術
第4章 交渉のあともビジネスは続く!相手も自分も満足する「WIN-WIN」の技術
















